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  • 公開日時 : 2024/08/29 12:27
  • 更新日時 : 2024/09/18 20:53
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データディスクのマウントポイントが ReadOnly になった場合の対処法

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回答

異常なマウントポイントのみを ReadOnly モードに設定し、起動を試みる方法をご案内します。

本事象はLinux系OSの仮想マシンのデータディスクの障害などで発生します。

(例1)マウントポイント全体が ReadOnly でマウントされてしまい、OS が正しく起動できない
(例2)SSH などのデーモンが起動できない

 

  1. シングルユーザーモードで起動します。
     
  2. 「/」を読み書きできるようマウントし直します。

    # mount -o remount,rw /

     

  3. 「/etc/fstab」ファイルを編集し、異常なマウントポイントを ReadOnly モードでマウントするよう設定します。
    以下の例では、/tmp のマウントポイントが異常である場合です。

    # vi /etc/fstab
     
    UUID=9dc7b82f-3786-4db0-82ee-a72d650d7d31 / ext4 defaults 1 1
    UUID=e07b85f2-5ae6-43e2-9d89-43ca05dc11d1 /tmp ext4 ro 1 1
    tmpfs /dev/shm tmpfs defaults 0 0
    devpts /dev/pts devpts gid=5,mode=620 0 0
    sysfs /sys sysfs defaults 0 0
    proc /proc proc defaults 0 0

     

  4. OS を再起動します。
    カーネル選択画面で起動が止まる場合がありますので、コンソールから実施することをお勧めします。

    # reboot

     

  5. 通常のマルチユーザモードで起動を確認します。
    「/」のマウントポイントが正常であれば、SSH などのデーモンが起動できるようになります。

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