Windowsの「スパンボリューム」機能を利用することで、複数ディスクを1つの論理ボリュームとして利用することが可能です。
注意事項)
・ルートディスク(Cドライブ)では利用できません。
・Windowsの機能となるため、当社では動作保証およびサポートをしておりません。本手順は、当社環境にて検証した内容に基づいて作成しています。
・スナップショット機能のご利用は非推奨です。
スパンボリュームから取得したスナップショットから複製すると、ファイルシステムの一貫性が崩れてしまうため、正常に動作しない可能性がございます。
・実際に運用される場合は、事前にお客さまにてご検証ご確認をお願いいたします。
■Windows Server 2019における設定例
1. 「コンピューターの管理」画面を開き、左ペインの「記憶域」ツリー配下の「ディスクの管理」を開きます。
2. 画面下部にアタッチしたデータディスクを右クリックし「オンライン」を実行します。
ディスクのステータスが「オフライン」から「初期化されていません」に変わります。
3. 再度右クリックし、「ディスクの初期化」を実行します。
4. 任意のパーティションスタイルを選択し、「OK」をクリックします。
5. 2~4の手順を、スパンボリューム作成に用いるディスクすべてに対して実施します。
6. ディスクがオンラインになったことを確認したら、 「未割り当て」となっている個所を右クリックし、「新しいスパンボリューム」を選択します。
※2つ以上のデータディスクがオンラインになっていないと、この操作は実行できません
7. 「新しいスパンボリューム」のウィザードが表示されます。「次へ」をクリックします。
8. 「利用可能なディスク」に表示されているディスクを選択し、「追加(A)」ボタンをクリックし、
すべてのデータディスクを「選択されたディスク」に移動させる。完了したら「次へ」をクリックします。
9. [ドライブ文字またはパスの割り当て]画面にて、ドライブ文字の指定をし、「次へ」をクリックします。
※C、Dドライブは選択できません
10. ボリュームのフォーマットを任意で実施し、「次へ」をクリックします。
11.「完了」を選択し、終了します。
12.「ディスクの管理」ポップアップが表示されます。注意点に同意する場合は「はい」を選択します。
13. ダイナミックボリュームに変換され、スパンボリュームの作成が開始されます。 フォーマットが完了するまで待機します。
※ディスクのサイズによっては、数分間かかります
14. 作成が正常完了したことを確認したら、完了です。