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  • 公開日時 : 2024/08/29 12:35
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リードレプリカとは何ですか

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回答

リードレプリカとは、シングル構成のRDBマシン、または冗長構成のActiveノードをソースとしたレプリケーションにより複製する読み込み専用ノードです。
リードレプリカは複数作成することができ、これにより読み込み性能をスケールアウトすることができます。
性能のスケールが目的であり、バックアップや冗長構成を目的とした利用には適しません。
 
リードレプリカが作成されると同時に、ソースとなるRDBマシンのパラメーターグループにレプリケーションに必要なパラメーターが追加されます。
このとき ソースとなるRDBマシンが再起動しますのでご注意ください。
なお、必要なパラメーターが設定済みの場合は再起動しません。
 
【ソースとなるRDBマシンに設定するパラメーター】
      server_id: "auto"[空いている番号]
      gtid_mode: "ON"
      enforce_gtid_consistency: "ON"
      log_bin: "bin_log"
      sync_binlog: "1"
      expire_logs_days: "30"
 
【リードレプリカに設定するパラメーター】
      server_id: "auto"[空いている番号]
      gtid_mode: "ON"
      enforce_gtid_consistency: "ON"
      log_bin: "bin_log"
      sync_binlog: "1"
      expire_logs_days: "30"
      super_read_only: "1"
      log_slave_updates: "1"
      relay_log_recovery: "1"
      relay_log_purge: "1"
 
パラメーターが追加される以外の注意点として、以下の操作はしないようにしてください。
レプリケーションが正常に動作しなくなりエラーとなります。
 1. リードレプリカのユーザー(idcf_repl)を削除すること
 2. リードレプリカ作成後にタイムゾーンを変更すること
 
その他に、リードレプリカの機能と制限は以下のとおりです。
機能 内容
作成可能数 RDB数のリソース上限まで可能。リードレプリカの追加ごとに1台とカウント
リージョン・ゾーン ソースとなるRDBマシンと同じリージョン・ゾーン・ネットワーク上に作成します
マシンタイプ 指定可能。ただし、ハードウェア専有タイプ(HighIOタイプ)はソースとなるRDBマシンと同様のマシンタイプとなり、後から変更できません
パラメーターグループ ソースとなるRDBマシンのパラメーターグループを適用します。 ソースとなるRDBマシンのパラメーターグループを変更しても、変更は適用できません
ボリュームリサイズ ソースとなるRDBマシンのボリュームをリサイズすると、リードレプリカの方も自動でリサイズします
リソース監視 リードレプリカごとにリソース監視できます
削除 いつでも削除可能です。ただし、リードレプリカがあるソースとなるRDBマシンは削除できません