• No : 158
  • 公開日時 : 2024/08/29 12:27
  • 更新日時 : 2024/09/17 11:33
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スナップショット取得の際の注意点

回答

 

■整合性について
IDCFクラウドで提供しているスナップショット機能は、ハイパーバイザーレベルでボリュームの静止点を保存するものです。
メモリ上のデータや、ファイルシステム、アプリケーションレベルの整合性は、保存されません。
 
起動状態の仮想マシンにアタッチされたボリュームのスナップショットを取得した場合、
タイミングによっては、書込み中のファイルが書き換え途中の状態で保存されてしまい、整合性が失われることがあります。
 
稼動中の仮想マシンの動作には影響ございませんが、整合性が失われたスナップショットから仮想マシンやボリュームを作成すると、
ファイルシステムの不整合やファイルの破損が発生することがあります。
 
■通信影響について
スナップショットの取得開始直後、および完了直前、仮想マシンに対して3秒程度の通信遅延が発生することがあります。
1秒単位でヘルスチェックの設定をしている場合にはご注意ください。
 
複製やバックアップ用途でテンプレートを作成する場合は、仮想マシンを停止した状態でスナップショットを取得することをおすすめします。
 
仮想マシンを停止した状態でスナップショットを取得する場合、スナップショットの処理が完了するまで該当の仮想マシンは起動できません。
ボリュームの容量によってスナップショットの処理は数時間かかることもありますので、ご注意ください。
 
■ボリュームのサイズについて
ボリュームの実使用容量が大きいほど、スナップショットの取得完了までに時間を要します。
例として、実使用容量が1TB程度あると、取得完了まで24時間以上かかる可能性があります。
 
DAILYでの定期スナップショットを設定している場合、前日のスナップショット取得が完了するまでは新たに取得されませんのでご注意ください。
また、スナップショット取得中は仮想マシンに対する操作はできませんのでご注意ください。
 
▼スナップショット取得中に仮想マシンに対する操作はできますか?
https://faq.idcf.jp/faq/show/164?site_domain=default
 
定期スナップショットの設定をWEEKLYに変更することや、OS上でのバックアップ実施を併せてご検討ください。