• No : 1723
  • 公開日時 : 2024/12/12 20:29
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マイテンプレートから作成したCentOS6系の仮想マシンに関する注意点

回答

CentOS6系ではOSの初期設定として、MACアドレスとネットワークインターフェースの対応付けが「/etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rules 」に登録されています。

CentOS6系の仮想マシンからテンプレートを作成し、そこから新たに別の仮想マシンを作成した場合、元の仮想マシンのMACアドレスが上記ファイルに残っているため、通信ができません。

※CentOS7系以上のOSでは発生しません。

■対処方法
次のどちらかを実施することで、新たにMACアドレスを取得しなおします。

  1. テンプレート化する前に「/etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rules」をあらかじめ削除しておく
  2. 新規に仮想マシンを作成後、「/etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rules」を削除(または別名などで保存し)仮想マシンを再起動する


注意事項)

  • 上記[2.]の対処を行う場合、仮想マシンへのログインはシングルユーザーモードにて行う必要があります。シングルユーザーモードについては下記を参照ください。

   ▼シングルユーザーモードでの起動方法を教えてください。(CentOS7)
   https://faq.idcf.jp/faq/show/53?site_domain=default

  • CentOS6は2020年11月30日にEOL(End of Life)となっています。
    セキュリティリスクも考慮しサポートされているバージョンへのアップグレードを推奨いたします。