コマンドおよびクラウドコンソールにて確認できます。
仮想マシンに複数のボリュームをアタッチしている状態から、特定のボリュームのみデタッチする場合、対象のボリュームがOS上のどのディスクか確認する際に利用できます。
■OSの情報で確認する
- Linuxの場合
コマンド(lsscsiコマンド等)で SCSI ID を確認する。
例:DATAボリュームを2つ認識させている場合の結果
# lsscsi
[0:0:0:0] cd/dvd NECVMWar VMware IDE CDR00 1.00 /dev/sr0
[2:0:0:0] disk VMware Virtual disk 1.0 /dev/sda
[2:0:1:0] disk VMware Virtual disk 1.0 /dev/sdb
[2:0:2:0] disk VMware Virtual disk 1.0 /dev/sdc
Windowsの場合
次の手順で確認できます。
1. 対象仮想マシンにログインする。
2. スタートメニューを右クリックし、「ディスクの管理」をクリックする。
3. 確認したいディスクを右クリックし、「プロパティ」をクリックする。
4. 表示された画面の「場所:」を確認する。
( )の中の文字列を除いた数字の順番を確認する。
例:場所160(Bus Number 0, Target ID 1, LUN 0)
この場合は、(0:1:0)としてご認識ください。
■クラウドコンソールで SCSI ID を確認する
次の手順にて行います。
[クラウドコンソール] > [コンピュート] > [ボリューム]より、対象ボリュームを選択すると「SCSI ID」が確認できます。
ボリュームがOS上のどのディスクに該当しているか「SCSI ID」の3番目の数字にて判断します。
0:0:1:0 <-- 赤字の箇所(以下、ターゲットのID)で判断します
注意事項)
- SCSI IDの先頭部分(以下、HBAのID)が、クラウドコンソールとコマンド結果で異なる場合があります。
(※例「2:0:1:0」と表示されている場合、2の部分が対象です)
クラウドコンソールでは、システムからOS上のデータが参照できないため、vCenter(仮想化基盤)によって作成される仮想マシンが持つSCSIコントローラーのデバイスIDを表示します。
- HBAのIDは、CDデバイスの認識順などOS環境により異なるため、OSによっては2以外のIDが付与されることがあります。
- 仮想マシンを停止していない状態だと情報が取得できないため、deviceidを利用した推測値で表示されます。
- DATAボリューム数が15個以上のとき、SCSIデバイスを追加するためHBAのIDはOS上 3(例「3:0:1:0」)となります。一方、クラウドコンソール上では、一つ目のHBAは 0(例「0:0:1:0」)、二つ目のHBAは 1(例「1:0:1:0」)と表示しますので、置き換えてご利用ください。