オリジンサーバーに対して、必ず経由するPOP(配信拠点)をいずれか1つ指定することができる機能です。
設定することで、オリジンサーバーへのリクエスト減による負荷軽減、キャッシュヒット率の増加が見込めます。
クライアントに一番近いPOPをエッジPOP、オリジンシールドで指定したPOPをシールドPOPと呼びます。
オリジンシールドを設定すると、初回のリクエストは以下のような流れで処理されます。
- クライアントからのリクエストが、一番近いPOPであるエッジPOPに送信される
- エッジPOPでキャッシュの有無を確認し、ヒットしなかった場合はシールドPOPへリクエストを送信する
- シールドPOPでキャッシュの有無を確認しヒットしなかった場合はオリジンサーバーへリクエストを送信する
- リクエストを受け、オリジンサーバーがシールドPOPへレスポンスを送信する
- シールドPOPがコンテンツをキャッシュし、エッジPOPへレスポンスを送信する
- エッジPOPがコンテンツをキャッシュし、クライアントへレスポンスを送信する
同じコンテンツへの2回目のリクエストは、エッジPOPにキャッシュが存在するため、シールドPOPおよびオリジンサーバーに対してリクエストが発生することはありません。
ただし、同じコンテンツへの2回目のリクエストが、キャッシュが存在しないエッジPOPに届いた場合、シールドPOPへリクエストが送信されます。
シールドPOPにはキャッシュが存在するため、エッジPOPへとレスポンスを送信します。そのため、キャッシュの期限が切れるまでオリジンサーバーに対するリクエストは発生しません。
オリジンシールドに関する注意事項は下記URLをご確認ください。
■オリジンシールドの確認方法
オリジンシールドの設定が反映されているかどうかは、HTTPレスポンスの X-Served-By ヘッダーから確認することが可能です。
X-Served-By ヘッダーでは、当該リクエストに対応したシールドPOPまたはエッジPOPのキャッシュサーバーが表示されます。
キャッシュの状態(X-Served-By ヘッダーを含む)の確認方法は、次のページをご参照ください。
▼キャッシュの確認方法
https://www.idcf.jp/help/cdn/guide/cdn_cache_confirmation.html