オリジンシールドを利用する場合、以下の点にご留意ください。
■データ転送料金、リクエスト料金の増加
シールドPOPからのデータ転送およびシールドPOPへのリクエストは、通常のエッジPOP同様課金対象となります。
一方で、オリジンサーバーへのリクエストが減り、負荷が下がることによるコスト効果が見込めます。
■キャッシュ対象外(PASS)のコンテンツへのリクエスト
Cache-Controlヘッダーがno-cacheに設定されているコンテンツなど、
キャッシュ対象外のコンテンツに関しても必ずシールドPOPを経由します。
■ホストヘッダーの設定
オリジンサーバーのオプション機能である「ホストヘッダー設定」を使用している場合、設定しているホスト名を独自ドメインとして「ドメイン」から追加してください。
オリジンシールドが有効な場合、エッジPOPからシールドPOPへリクエストが発生するため、「ドメイン」に登録していないとシールドPOPがどのサービスにリクエストを適用するか判断できず、正常に通信を行えない場合があります。
■ヒット率の計算値
レポート機能で確認できるヒット率の値は、計上の仕様により実際のヒット率よりも低く表示されます。
ヒット率の計算時にオリジンシールドの有無は考慮されません。
例1)エッジPOP:ミス、シールドPOP:ヒット →キャッシュミス1回、キャッシュヒット1回として計上 ヒット率50%
例2)エッジPOP:ミス、シールドPOP:ミス →キャッシュミス2回として計上 キャッシュヒット率0%
■VCLの実行
サービスに設定しているVCLは、エッジPOPで1回、シールドPOPで1回の計2回実行されます。
VCLスニペットなどで、オリジンからのレスポンス及びクライアントへのレスポンスの内容を書き換えている場合は、
POPでのキャッシュに影響がでることがあります。
詳細は下記URLをご確認ください。
なお、オリジンシールドの基本的な説明については下記URLをご確認ください。