• No : 416
  • 公開日時 : 2024/08/29 12:35
  • 更新日時 : 2024/09/18 22:56
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デフォルトTTLは変更できますか?

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回答

デフォルトTTLはご利用用途がスタンダードの場合のみ変更できます。
 
ご利用用途がイメージオプティマイザーの場合、デフォルトTTLは次の期間で固定となっています。
  • オリジンサーバーからのHTTPステータスコードが200
    - イメージオプティマイザーを使用して配信しているコンテンツ:30日
    - それ以外のコンテンツ:7日
     
  • オリジンサーバーからのHTTPステータスコードが200以外
    - すべてのコンテンツ:60秒

■デフォルトTTLを変更する方法
  1. クラウドコンソールから対象のサービス名をクリック
  2. [VCLスニペット] > [VCLスニペットを追加する] > [デフォルトTTLを設定する]を選択
  3. VCL「set beresp.ttl = 3600s;」を任意の値に変更

    ※単位はミリ秒(ms)、秒(s)、分(m)、時(h)、日(d)、年(y)が利用できます。
    例)Fallback TTLを360日に変更したい場合
      VCL「set beresp.ttl = 360d;」

    単位に関する詳しい仕様は次のFastlyのページをご確認ください。

    ▼RTIME(※弊社管理外サイトです)
    https://developer.fastly.com/reference/vcl/types/rtime/
 
 
■TTLを確認する方法
TTLを確認する場合は、Fastly-debugヘッダーをご利用ください。
「Fastly-Debug-TTL」にキャッシュ時間(TTL)に関する情報が記載されています。
数字の1番目と3番目の数字を足すと、コンテンツに設定されているキャッシュ時間(TTL)を確認できます。
 
[コマンド]
curl -svo /dev/null -H "Fastly-Debug:1" "example.com/コンテンツ名"
 
例)コマンドの確認例
Fastly-Debug-TTL: (H cache-itm18837-ITM 3583.910 0.000 16) 
 
コンテンツに設定されているキャッシュ時間(TTL) = 3583.910 + 16 = 3599.910 ≒ 36000s
 
"Fastly-Debug"ヘッダの詳細は次のFastlyのページをご確認ください。
▼キャッシュ状態の確認(※弊社管理外サイトです)
https://docs.fastly.com/ja/guides/checking-cache

なお、デフォルトTTLを変更する場合、次の注意点にご留意ください。
 
■デフォルトTTLを変更する場合の注意点
  • デフォルトTTLの値が有効になる条件
    CDNサービスのキャッシュ時間(TTL)は、コンテンツに対するヘッダの設定内容が優先されます。
    CDNサービスのキャッシュ時間(TTL)の決定ルールについて、詳しくは次のFAQをご参照ください。

    ▼キャッシュ時間はどのような優先度で決められていますか?
    https://faq.idcf.jp/faq/show/405?site_domain=default
     
  • VCLスニペット・カスタムVCLに関する注意事項
    デフォルトTTL用のVCLスニペット「Set_Default_TTL」は一度登録すると削除できません。
    また、このVCLスニペットを登録すると利用されるカスタムVCLが切り替わります。
    カスタムVCLを独自に編集していた場合、内容を転記してください。
     
  • デフォルトTTLの期間
    デフォルトTTLの期間は最大100年まで指定できます。
    単位がy(年)以外の場合、年換算された値が100年以内になるよう設定してください。
     
  • デフォルトTTLの期間が0以下の場合
    VCL「set beresp.ttl = 0s;」など、デフォルトTTLの期間が0以下の場合、
    VCLスニペット登録時にVCLが「return (pass);に置き換わります。
    デフォルトTTLの期間を0以上に変更したい場合、
    VCLに「set beresp.ttl = 変更したい期間(単位);」を再度設定してください。