標準ロードバランサーに仮想マシンを1台のみ紐づけている状態は、実質的に負荷分散が行われない構成となります。
今後、仮想マシン1台で運用される予定であれば、構成をシンプルにし、運用の効率化を図るため「ポートフォワード」への切り替えをお勧めいたします。
詳細および切り替え時の注意点を以下にご案内いたします。
- 「ロードバランサーに仮想マシン1台」と「ポートフォワード」の違い
どちらも「外部(インターネット)からの通信を特定の仮想マシンへ届ける」という点では共通していますが、将来的に2台構成へ戻す予定がない場合は、中継処理のない「ポートフォワード」へ集約するのが一般的です。
【ロードバランサー(1台構成の場合)】
本来は複数台にアクセスを分散させるための機能です。
「ヘルスチェック(生存確認)」に失敗すると通信を遮断します。
将来的に2台構成に戻す予定がある場合は、設定を維持しておくメリットがあります。
【ポートフォワード】
特定のポート(例: 80番)への通信を、特定の仮想マシンへダイレクトに転送するシンプルな機能です。
1台構成で運用する場合の標準的な設定であり、ロードバランサーのような中継処理がありません。
ヘルスチェック機能はないため、仮想マシン側のサービス状態に関わらず通信を転送します。
- 設定変更の手順と注意点
ポートフォワードに切り替えの際は、以下の手順にて設定をお願いいたします。
- 既存設定の削除
同一のIPアドレス・ポート番号において、ロードバランサーとポートフォワードは重複設定ができません。先にロードバランサーの設定を削除してください。
- ポートフォワードの設定
「ポートフォワード」タブより、対象の仮想マシンへ通信を転送する設定を追加してください。
- ファイアウォールの確認
仮想ルーターの「ファイアウォール」タブにてポート設定している場合は、設定内容が維持されているか、あらためて確認してください。