弊社でご提供しているLinux系の一部テンプレートを利用して作成された仮想マシンにおいて、パスワードリセットが正常に行われない事象が確認されております。
また、仮想マシンの再起動を行った場合、パスワードリセットされなかった時に発行されたパスワードに意図しないタイミングで更新されることがあります。
■最新のスクリプトが適用されているテンプレート
下記テンプレートは最新バージョンのスクリプトが設置されており、本事象には該当いたしません。
＜CentOS＞
・AlmaLinux 8.4 64-bit
・AlmaLinux 8.6 64-bit
・MIRACLE LINUX 8.4 64-bit
・MIRACLE LINUX 8.6 64-bit
・Rocky Linux 8.4 64-bit
・Rocky Linux 8.6 64-bit
＜Red Hat＞
・Red Hat Enterprise Linux 7.9 64-bit
・Red Hat Enterprise Linux 8.4 64-bit
・Red Hat Enterprise Linux 8.6 64-bit
■対処方法（上記以前のバージョンをご利用の場合）
次のFAQの手順を参考にスクリプトの更新をお願いいたします。
注意事項）
本内容は、2023年2月8日時点の情報より作成しています。
上記日程以降に新しいバージョンが公開された場合は、他の不具合への対応が含まれているため、最新バージョンへ更新されることをおすすめいたします。
■【参考情報】本事象が該当する弊社提供テンプレートおよび、初期インストールされているファイルのハッシュ値
＜CentOS＞
・Centos 7.9 64-bit（仮想マシン作成後に、最新のファイルへ更新が必要）
9af0d979c0d47864ea40d8cae330ebbb /opt/idcf/sbin/cloud-set-guest-password.in
＜Ubuntu＞
・Ubuntu 20.04 LTS 64-bit（仮想マシン作成後に、最新のファイルへ更新が必要）
f9b226309eeb5c3da20fa255cd8853fc /etc/init.d/cloud-set-guest-password
※インストール先のディレクトリ・ファイル名が異なります。
＜Debian＞
・Debian 9.11.0 64-bit（仮想マシン作成後に、最新のファイルへ更新が必要）
f9b226309eeb5c3da20fa255cd8853fc /opt/idcf/sbin/cloud-set-guest-password.in
＜Red Hat＞
・Red Hat Enterprise Linux 7.6 64-bit（仮想マシン作成後に、最新のファイルへ更新が必要）
9af0d979c0d47864ea40d8cae330ebbb /opt/idcf/sbin/cloud-set-guest-password.in
・Red Hat Enterprise Linux 8.3 64-bit（仮想マシン作成後に、最新のファイルへ更新が必要）
9af0d979c0d47864ea40d8cae330ebbb /opt/idcf/sbin/cloud-set-guest-password.in
＜その他＞
・VyOS 1.1.3 64-bit（仮想マシン作成後に、最新のファイルへ更新が必要）
9af0d979c0d47864ea40d8cae330ebbb /opt/idcf/sbin/cloud-set-guest-password.in
・CentOS 7.7 64-bit for Vagrant（仮想マシン作成後に、最新のファイルへ更新が必要）
9af0d979c0d47864ea40d8cae330ebbb /opt/idcf/sbin/cloud-set-guest-password.in
※上記バージョン以前のテンプレートより仮想マシンを作成されている場合も、同様に更新対象となります。
※「YAMAHA vRX 19.01.09」はパスワードリセット機能が提供されていないテンプレートとなります。
■補足
パスワードによるコンソールログインができず、SSH KeyによるSSH接続もできない場合は、まずはコンソールからシングルユーザーモードでrootログインします。
シングルユーザーモードによりrootログイン完了後、スクリプトの更新を行ってください。