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  • No : 382
  • 公開日時 : 2024/08/29 12:35
  • 更新日時 : 2024/09/19 01:21
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オリジンサーバーのオプション設定が必要な場合を教えてください。

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回答

オリジンサーバーのプロトコルに「HTTPS」を指定し、キャッシュサーバーからオリジンサーバーへHTTPS通信を行う場合、オリジンサーバーのオプションを設定いただく必要がございます。
各設定の役割は次のとおりです。
 
■SNIホスト名
オリジンサーバーが複数のTLS証明書を扱う場合、HTTPS通信に利用するTLS証明書を指定します。
 
SNIホスト名の設定が必要であるかは openssl コマンドを用いて判断することができます。
方法は、次のFAQをご確認ください。
 
▼SNIホスト名の設定は必要ですか。
https://faq.idcf.jp/faq/show/381?site_domain=default
 
■証明ホスト名
入力したコモンネームがTLS証明書のコモンネームまたはSANリストに存在する正当なTLS証明書であるかを確認します。
 
■ホストヘッダー設定
オリジンサーバーで複数のFQDNを利用する場合、参照するFQDNを特定します。

オリジンサーバーの各オプション設定が必要な場合分けについて、以下にご案内いたします。
 
(1) オリジンサーバーで単一のFQDNを扱う場合
SNIホスト名:TLS証明書は1つしかないため、設定は不要です。
証明ホスト名:TLS証明書が正しいことを確認するため、設定が必要です。
ホストヘッダー設定:FQDN(ドメイン)は1つしかないため、設定は不要です。
 
 
(2) オリジンサーバーで複数のFQDNを扱い、FQDNごとにTLS証明書を用意する場合
SNIホスト名:TLS証明書が複数あるため、設定が必要です。
証明ホスト名:TLS証明書が正しいことを確認するため、設定が必要です。
ホストヘッダー設定:TLS証明書とFQDN(ドメイン)が1対1で存在しています。使用するTLS証明書が決まればアクセスするFQDN(ドメイン)も決定するため、設定は不要です。
 
 
(3) オリジンサーバーで複数のFQDNを扱い、ワイルドカードTLS証明書を用意する場合
SNIホスト名:TLS証明書は1つしかないため、設定は不要です。
証明ホスト名:TLS証明書が正しいことを確認するため、設定が必要です。
ホストヘッダー設定:TLS証明書とFQDN(ドメイン)が1対1ではありません。使用するTLS証明書が決まってもアクセスするFQDN(ドメイン)は決定しないため、設定が必要です。
 
※オリジンサーバーにクラウドストレージを指定する場合、(3) のパターンが該当します。
 次のFAQでもご案内しておりますので、あわせてご参照ください。
 
 ▼CDNのオリジンサーバーとしてクラウドストレージを指定したい。
 https://faq.idcf.jp/faq/show/383?site_domain=default
 
 
(4) オリジンサーバーで複数のFQDNを扱い、FQDNごとのTLS証明書やワイルドカードTLS証明書を用意する場合
SNIホスト名:TLS証明書が複数あるため、設定が必要です。
証明ホスト名:TLS証明書が正しいことを確認するため、設定が必要です。
ホストヘッダー設定:アクセスしたいFQDN(ドメイン)にワイルドカードTLS証明書が利用されている場合は設定が必要です。それ以外の場合は、設定は不要です。
 
※オリジンサーバーにAmazon CloudFrontを指定する場合、(4) のパターンが該当します。
 

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