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  • 公開日時 : 2024/08/29 12:27
  • 更新日時 : 2024/10/09 16:13
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アタッチしたボリュームの事前準備(CentOS7系/パーティションなし)

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回答

アタッチしたボリュームをご利用いただくためにはOS内部での設定が必要です。
CentOS7系の場合で、仮想マシンにルートディスクとは別にデータディスク(/dev/sdb)を追加した場合を参考例としてご案内します。
 
【パーティションを切らない場合の手順】
CentOS7系(xfs)の場合の参考例となります。

①アタッチしたデータディスクを確認する
 
1. 仮想マシン再起動後にログインします。
※仮想マシンとデータディスクを同時に作成した場合は、アタッチされた状態で起動しますので再起動の必要はありません。
 
2.アタッチされているボリュームのデバイス名を確認します。
# fdisk -l
 
ルートディスクのデバイス名が /dev/sda であることを確認します。
ディスク /dev/sda: 16.1 GB, 16106127360 バイト
ヘッド 255, セクタ 63, シリンダ 1958
Units = シリンダ数 of 16065 * 512 = 8225280 バイト
セクタサイズ (論理 / 物理): 512 バイト / 512 バイト
I/O size (minimum/optimal): 512 bytes / 512 bytes
ディスク識別子: 0x00055b22
デバイス ブート 始点 終点 ブロック Id システム
/dev/sda1 * 1 1959 15727616 83 Linux


アタッチしたデータディスクのデバイス名が /dev/sdb であることを確認します。

ディスク /dev/sdb: 10.7 GB, 10737418240 バイト
ヘッド 255, セクタ 63, シリンダ 1305
Units = シリンダ数 of 16065 * 512 = 8225280 バイト
セクタサイズ (論理 / 物理): 512 バイト / 512 バイト
I/O size (minimum/optimal): 512 bytes / 512 bytes
ディスク識別子: 0x00000000
 
3.ディスクの使用状況を確認します。
/dev/sdb が使用されていないことを確認します。
# df -h
Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on
/dev/sda1 15G 1.1G 13G 8% /
tmpfs 935M 0 935M 0% /dev/shm

    


②ファイルシステムをフォーマットする
 
1. ファイルシステムのフォーマット
# mkfs -t xfs -f /dev/sdb
meta-data=/dev/sdb isize=256 agcount=4, agsize=1310720 blks
= sectsz=512 attr=2, projid32bit=1
= crc=0
data = bsize=4096 blocks=5242880, imaxpct=25
= sunit=0 swidth=0 blks
naming =version 2 bsize=4096 ascii-ci=0 ftype=0
log =internal log bsize=4096 blocks=2560, version=2
= sectsz=512 sunit=0 blks, lazy-count=1
realtime =none extsz=4096 blocks=0, rtextents=0

 

2. ディスクのマウント

マウントポジションを作成します。

# mkdir /extdisk1
 
手動でマウントします。
# mount -t xfs -o defaults /dev/sdb /extdisk1/ (xfsの場合)

  


③OS起動時に自動でマウントするよう設定する
 
手動でマウントさせた状態でOSを再起動するとマウントは解除されてしまいます。
再起動後にも、ボリュームを自動的にマウントさせるために「fstab」へデバイスを登録します。
 
CentOS7系の場合:fstabの記述はUUIDを指定します。
 
# blkid コマンドで表示された /dev/sdb のUUIDをコピーします。
# blkid
/dev/sda1: UUID=""xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx"" TYPE=""xfs""
/dev/sdb: UUID=""yyyyyyyy-yyyy-yyyy-yyyy-yyyyyyyyyyyy"" TYPE=""xfs""
 
コピーした /dev/sdb のUUIDをfstabに記載します。
# vi /etc/fstab
UUID=xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx / xfs defaults 1 1
UUID=yyyyyyyy-yyyy-yyyy-yyyy-yyyyyyyyyyyy /extdisk1 xfs defaults 1 2
tmpfs /dev/shm tmpfs defaults 0 0
devpts /dev/pts devpts gid=5,mode=620 0 0
sysfs /sys sysfs defaults 0 0
proc /proc proc defaults 0 0

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