IDCFクラウドとプライベートコネクト、ネットワークサービスを接続する場合の注意点を記載します。
※本ページでは、プライベートコネクトL3タイプを指します。
■既にプライベートコネクトを契約しており、ネットワークサービスを追加する場合
■既にネットワークサービスを契約しており、プライベートコネクトを追加する場合
■既にプライベートコネクトを契約しており、ネットワークサービスを追加する場合
下図は、IDCFクラウドの追加ネットワークとプライベートコネクトが既に接続されていて、あとからネットワークサービスを追加した場合の構成図(例)です。
◇ゲートウェイIPアドレスの設定について
IDCFクラウドの追加ネットワークで設定されているゲートウェイIPアドレスはDHCPで払い出されます。
プライベートコネクト側のVIPは、追加ネットワークで設定されているゲートウェイIPアドレス(.254)と一致しているため(*1)、仮想マシンでゲートウェイIPアドレスを変更する必要はありません。
この場合、仮想マシン再起動でゲートウェイIPアドレスが仮想マシンに再配布されても、プライベートコネクト側のVIPとずれることはありません。
(*1)プライベートコネクトの申し込み時に指定できます。
お客様によっては、IDCFクラウドのゲートウェイIPアドレスとは別のIPアドレスを指定して申し込みいただく場合もあります。
しかしネットワークサービスを追加した場合、ネットワークサービス側のゲートウェイは既存環境で利用していないIPアドレス(.251)を指定する必要があります。
※ネットワークサービスお申込み時に指定いただけます。
◇プライベートコネクト向きの通信をデフォルトゲートウェイにする場合
仮想マシン内でネットワークサービスに対するルーティングを設定する必要があります。
ルーティングの記載方法は、【プライベートコネクト L3接続 開通ガイド】を参照ください。
◇ネットワークサービス向きの通信をデフォルトゲートウェイにする場合
仮想マシン内でDHCPの設定を切って、ゲートウェイIPアドレス(.251)を固定に設定する必要があります。
DHCPの設定を切らない場合、仮想マシン再起動時にゲートウェイIPアドレス(.254)が再配布されます。
固定に設定する以下の方法はOS内の操作となるため、お客様管理の元、操作してください。
▼ゲートウェイIPアドレスを固定に設定する方法
【CentOS6.xの場合】
「etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth1」に以下の設定を入れます。
DEVICE=eth1
ONBOOT=yes
BOOTPROTO=static
IPADDR=10.0.0.5 ←仮想マシンの追加ネットワーク側IPアドレス
GATEWAY=192.168.0.251 ←ネットワークサービス向きのゲートウェイIPアドレス
NETMASK=255.255.255.0 ←追加ネットワーク側のサブネットマスク
■既にネットワークサービスを契約しており、プライベートコネクトを追加する場合
「既にプライベートコネクトを契約しており、ネットワークサービスを追加する場合」と反対の考え方になります。
状況に応じて適宜変更してください。
なお各サービスで使用するゲートウェイIPアドレスについては、あとから変更できません。