バーチャルIPアドレスを利用する方法は2つあります。
【1つ目の方法】
仮想マシン用IPアドレス範囲外のプライベートIPアドレスを利用する方法です。
この方法では、バーチャルIPアドレスとして指定されたIPアドレスを、仮想ルーターが認識できないため、インターネット側からの通信には利用できません。
【2つ目の方法】
仮想マシンのNICに複数のIPアドレス(セカンダリIPアドレス)を割り当てる方法です。
以下にその方法を2つ説明します。
[A]【推奨】APIを利用する方法
仮想マシンのNICに対し、セカンダリIPアドレスとして利用するIPアドレスを設定します。
◆設定:
セカンダリIPアドレスを設定する仮想マシンIDを確認します。
# idcfcloud compute listVirtualMachines -o table -f name,id
手順1で確認した仮想マシンIDより、NIC IDを確認します。
# idcfcloud compute listNics '{"virtualmachineid":"●●●●●"}' -o table -f id,ipaddress
手順2で確認したNIC IDに対し、セカンダリIPアドレスを設定します。
# idcfcloud compute addIpToNic '{"nicid":"▲▲▲▲▲","ipaddress":"#.#.#.#"}'
※"ipaddress"の部分は、IPアドレスを指定しないときは省略可能です。
手順3でセカンダリIPアドレスが付与されたこと確認します。
# idcfcloud compute listNics '{"virtualmachineid":"●●●●●"}' -o table -j ..secondaryip[:] -f id,ipaddress
- 取得したIPアドレスに対して、OS内でIPエイリアスやバーチャルIPアドレスの設定をしてください。
◆注意事項:
上記で指定したセカンダリIPアドレスは、あくまで予約したIPアドレスとなります。
仮想マシン(OS内)にて設定されるまで、セカンダリIPアドレスはIPアドレスとして機能しません。
セカンダリIPアドレスを削除する場合は、APIでのみ実施可能です。
◆補足:
◇セカンダリIPアドレスに対しポートフォワードのルールを設定する方法
ipaddressidの確認
# idcfcloud compute listPublicIpAddresses -o table -f associatednetworkname,ipaddress,id
ポートフォワードルールの設定
# idcfcloud compute createPortForwardingRule '{"ipaddressid":"▼▼▼▼▼","virtualmachineid":"●●●●●","publicport":"##","protocol":"TCP","privateport":"##","vmguestip":"#.#.#.#"}'
※#.#.#.#には取得したセカンダリIPアドレスを指定
- 設定したポートフォワードルールはポータル上から確認可能です ※ポータル上ではセカンダリIPアドレスを設定した「仮想マシン名」で表示します。
◇セカンダリIPアドレスに対しスタティックNATを設定する方法
ipaddressidの確認
# idcfcloud compute listPublicIpAddresses -o table -f associatednetworkname,ipaddress,id
スタティックNATの設定
# idcfcloud compute enableStaticNat '{"ipaddressid":"▼▼▼▼▼","virtualmachineid":"●●●●●","vmguestip":"#.#.#.#"}'
※#.#.#.#には取得したセカンダリIPアドレスを指定
- 設定したスタティックNATはポータル上から確認可能です。
※ポータル上ではセカンダリIPアドレスを設定した「仮想マシン名」で表示します。
[B]【サポート対象外】ダミーで作成した仮想マシンのIPアドレスを利用する方法
プライベートIPアドレス発行のため仮想マシンを1台余分に作成し、そのIPアドレスを他の2台の仮想マシンのバーチャルIPアドレスとして利用するものです。
仮想マシンを作成するため、スタティックNATの設定はポータル上から設定可能です。
◆料金について:
仮想マシン1台として作成いただくため、通常の仮想マシンと同様の料金体系となります。
スペックに応じて仮想マシンタイプをお選びください。
◆前提:
利用したい仮想マシンをAとし、バーチャルIPアドレス発行用のダミーの仮想マシンをBとする。
◆設定:
- ポータル上で2台の仮想マシンを作成(それぞれのプライベートIPアドレスが発行される)
- バーチャルIPアドレス発行のためのBは、使用しないため停止する
- AのOS上の設定で、BのプライベートIPアドレスをAのバーチャルIPアドレスとして設定する
◆注意事項:
BはIPアドレスを紐付けるためだけに作成する仮想マシンのため停止し、万が一起動してもネットワークが有効にならないよう設定することをお勧めします。
停止中の仮想マシンに対する料金は発生しませんが、今後変更になる可能性があります。
ルートディスクの従量料金は仮想マシン停止中も発生します。